手のひらサイズの燃料電池 hand-held fuel cell 2003 10 4
日本の電機メーカーである東芝が、
手のひらサイズの燃料電池を開発したそうです。
大きさは、携帯電話と同じサイズです。
25ccのメタノールを燃料として、
約20時間の発電が可能です。
携帯電話のリチウム電池の6個分程度に相当するそうです。
ところで、サイズは、もっと大きくていいですから、
高出力の燃料電池は作れないのでしょうか。
「燃料電池自動車」に使う燃料電池システムです。
今までは、自動車は、自動車メーカーにしか作れませんでした。
つまり、ガソリンで動くエンジンは、自動車メーカーにしか作れませんでした。
しかし、今後は、燃料電池で動く電気自動車となります。
こうなると、電機メーカーにも、自動車を作れる可能性があります。
将来、たとえば、日立製の燃料電池自動車が発売されるかもしれません。
今後は、自動車のIT化が進んで、
自動車は、ハイテクそのものとなるでしょう。
さて、現在のところ、燃料電池自動車に関しては、
世界では、トヨタ自動車が有利な地位にあるでしょう。
それは、ハイブリッド車の「プリウス」の存在です。
今は、売れていますので、それほど、赤字にはならないでしょうが、
発売当時は、あの値段で売れば、
1台につき、相当の赤字になったはずです。
しかし、ハイブリッド車を赤字で販売しても、
十分に、データ収集やノウハウを取得できたはずです。
こういうノウハウは、他の自動車メーカーは持っていないので、
今のところ、世界では、燃料電池自動車に関しては、
トヨタ自動車が有利です。